「元々リノベーションは気になっていたんです。
職場の先輩がリノベーションをしたこともあって、新築にしようかリノベーションにしようかと色々と考えていました。
でも、新築マンションを見学した時に、全然イメージが湧かなくてピンとこなかったんです。」
はじめは、ご友人の方と一緒にご来店いただいたのでしたね。
「はい。ネットで調べて資料請求をしていたのですが、実際に行くとなると不安もあったので、友人に同行してもらったんです。」
最初にご来店いただいた時の印象は、いかがでしたか。
「一番最初に行った時は、お金の話をしてもらいました。
それまでは賃貸に住んでいたのですが、お話を聞くうちにマンションが買えてしまうぐらいの家賃を払っていたんだなと気がついて、勿体ないし早めにローンを組んだ方が良いんだな、と思ったんです。
それで、すぐに物件探しをお願いしました。鳥越さんが2つの物件を探してくれて見学したのですが、第一印象で今の部屋がとても良かったので、次の時にもう一度見に来て決めたんですよ。」
「はい、契約を済ませてから、鳥越さんと野元さんに色々と相談をして間取りを決めていきました。」
間取りは、どのようなイメージがあったのでしょうか。
「ネットで色々なお部屋を見ていて、最初は玄関からぐるっと回遊できる廻り廊下が欲しいと伝えたんですが、色々と話をしているうちに、使い方が勿体無いなと感じて、廻り廊下ではなくウォークインクローゼット(WIC)までを廊下のような感じにしてもらったんです。」
確かに、玄関を入っていきなりWICというのは斬新ですね。
「はい、洋服を収納するのにとても便利なんですよ。
手前のシューズクロークは、オープンなものが良かったので、シンプルなものにしてもらいました。」
「それと、野元さんがベランダ側に土間のようなスペースを設けてくれたので、ここにちょっと回り廊下のような雰囲気も残っているのが気に入っていて、ここには、植物を置きたいと考えているんです。」
設計/野元「“意味はないが、意味がある。”ということです(笑)
元々の、回り廊下の雰囲気をベランダ側に残してみました。」
リビングには、大きなカウンターのあるキッチンが印象的ですね。
「最初はキッチンをベランダ向きにして、小上がりの畳スペースを作りたかったのですが、配管スペースの都合で今の位置に落ち着きました。友達を呼んでカウンターに座ってもらって、私がカウンターの中で料理を作っているという時間がとても楽しいんです。
キッチンはホーロー素材に惹かれて、タカラスタンダードにすることは決めていたのですが、色を決めるのに悩みましたね。ショールームでは白やベージュを見たのですが、最終的にネイビーにしてとても良かったと思っています。」
インテリアについては、どのようなご希望だったのでしょうか。
「Instagramなどで気に入ったインテリアの画像を見せて、色々と提案してもらったんです。
以前から、剥き出しのコンクリートとか、梁や配管をそのまま見せたりするのはシンプルだけど恰好良いなと思っていたので、相談してやってもらいました。
無骨な感じがとても気に入っています。」
照明も落ち着きがあって良い雰囲気ですね。
「照明は部屋全体を照らすのではなく、コンクリートの壁を照らす感じにしてもらったんです。
白と黒のどちらもあるんですが、白にしようか黒にしようかと迷っていたら、「思い切って両方使ってみませんか?」と言われてそうしたんです。(笑)
ダイニングのペンダントは陶器製のもので、ぼんやりと光を通して明る過ぎないのが気に入っています。」
壁のクロスは、どのように決めたのでしょうか。
「主寝室のクロスは候補が2色あって、最後までとても迷っていたのですが結局どちらも採用して、ソファに座った時のTV裏の壁と奥にある主寝室の壁が良いコントラストとなっていて、2色使いがとても気に入っています。
あとの部分は、クロスではなく「塗り壁にしませんか?」という提案もしてくれたので、クロスと塗り壁とコンクリートを使い分けた感じですね。」
洗面所もスッキリとしていて素敵ですね。
「洗面所はボウルと水栓だけを買って、洗面台や棚は造作工事(現場に合わせたオーダーメイド)で造ってもらいました。照明は、写真で見た時はもっと小さいものだと思ったので2つ買ったんですよ。(笑)
でも大きな梱包で届いて、開けてみたらこの大きさで驚きました。
すぐに野元さんに連絡したら、「では1つを斜めに付けましょう」と提案しれくれて、今の形に落ち着きました。
もう1個はトイレの照明に使うことができたので、結果的にとても良かったと思います。」
設計/野元「あの時は私もあせりました。(笑)結果的に良い形に落ち着いてよかったです。」
造作工事は、他にもあるのでしょうか。
「2箇所の建具(室内ドア)とキッチンカウンター、あとカウンター横のデスクは造作ですね。
この部屋のインテリアに合わせて造ってもらったので、雰囲気もサイズもピッタリで気に入っています。
あとは、窓枠を塗装してもらったり、幅木(壁の下部にある横板)もオーダーで頼んだり、洗面の入り口も造作で造ってもらいました。
コストも含めてお願いしたのですが、そこまで費用が上がることもなくやっていただけました。」
リビング中央にあるのは、エアリアルヨガの道具ですよね。
「そうですね、最初はハンモックをつけようと思っていたのですが、こちらの方が包まれて座るのにちょうど良いので、これにしました。ヨガ目的というよりは、寛ぎ目的ですね。」
そこに座って、スクリーンで映画を見るのですね。
「はい、それが一番の寛ぎの時間です。
窓際にあるハンガーパイプは元々は洗濯物を干したり、植物を掛けることを考えていましたが、プロジェクタースクリーンを引っ掛ける用途として最適でしたので、今はスクリーン用のパイプになりました。」
「打ち合わせは工事が終わるまでにたくさんありましたが、本当に毎回楽しかったですね。
リノベーションが終わってしまって寂しくて、リノベロスになっているぐらいです。(笑)
SNSで見つけたインテリアのイメージをお伝えして、それがその通りのカタチになっていくのは本当に楽しかったです。」
これからリノベーションを考えている人にメッセージをお願いします。
「プラスリノベさんは、明るくて気さくな人達ばかりなので、気負わず色々と相談ができました。
こちらが雰囲気だけで伝えたことでも、しっかりと受け止めてプロのアドバイスをくれるのでとても心強かったですし、大変助かりました。
私自身がリノベロスになってしまったほど楽しい経験でしたので、リノベーションは絶対オススメです。
引っ越してからは、毎日早く帰りたいと思えるような満足のいく家をつくってくれました。」
本日は、ありがとうございました。
from 鳥越
とても気さくなお人柄で、打ち合わせが毎回楽しかったことを覚えています。
無骨で恰好良いインテリアにピッタリな家具やカーテン、そしてコースターなど小物に至るまで、全てがお洒落です。リノベーションされたお部屋と一緒に、インテリアを楽しんでくださって嬉しい限りです。何かご不便などありましたらいつでも駆けつけますので、これからもお気軽にご連絡いただけましたら幸いです。
from 野元
元々は普通の3LDKだったのですが、全体が一つの空間であるかのような「大きなワンルーム」というコンセプトで、1SLDKの間取りに変更しました。
インテリアについては、送っていただいた画像を見てイメージを掴んでいったのですが、「無骨で格好良いテイストの中にも、少し可愛らしいを散りばめる」というコンセプトが一貫していて、N.O様のご希望のお部屋のイメージに近づけたと思います。