「それまではマンションに住んでいたのですが、実家で両親と同居することになったんです。 そこで、自分達が住むスペースは自分達好みにリフォームをしたいなと考えたのがきっかけです。」
はじめは、どのようなことから始めましたか。
「最初は、実家を建築したハウスメーカーに連絡を取って、リフォーム担当の方に色々と相談していました。
でも、フローリングや壁紙などの選択肢が少なくて、自由度がなかったんです。」
ハウスメーカーさんの場合には、自社商品しか扱えないことも多いですからね。
「そうなんですよね。他のハウスメーカーさんに聞いても、やはり同じような感じでしたので「そういうものなのかな」と半ば諦めつつ打ち合わせは進んでいきました。
でも、自分がこうしたいというイメージをいくら伝えても、受け止めてくれなくて、でも金額だけはどんどん上がっていく・・・という、もどかしさを感じていました。」
プラスリノベに来られたきっかけは、どのようなものでしたか。
「幼馴染みの友人が、ちょうど1年前にプラスリノベさんでリノベーションをしたと聞いて、紹介して貰いました。
見積明細も見せてもらったら、めっちゃ安かったんですよ。笑
ちょうどハウスメーカーさんからは、私の希望を叶えるには予算がオーバーしてしまうと言われて、もうダメかなと思っていたところだったので、すぐにプラスリノベさんに行きました。」
「コーディネーターさんは、私のしたいことやこだわりを理解してくれて、とっても波長が合うなと感じました。
工事が始まる前は週に二回は会って打合せをして、その他にもLINEでずっとやり取りをしていましたが、予算が上がるところと下がるところをきちんと説明してくれて、1つずつ選んでいくことが出来ました。」
プラスリノベに決めたポイントはどのようなものでしたか。
「やはりコーディネーターさんの人柄や対応力、提案力、そして何よりフィーリングが合ったところですね。
コーディネーターさんもこだわりを持って色々と提案してくれて、お互いにひらめいたことを言い合いながら、どんどん良いお部屋に変わっていくという期待感が膨らんでいくのが楽しかったです。
あと、引っ越しのタイムリミットも迫っていて、工事が始まるまでに全てを決めるのは厳しかったのですが、工事の間も色々と変更ができます、と言って頂けたのは良かったですね。」
カラフルな色使いながらも上品で、欧米のホテルのような雰囲気のリビング。
ビビッドな赤の扉。ステンドグラスもアクセントに。
「以前は雑貨屋を営んでいて、その時に商品の買い付けで行ったフランスやイギリス、ドイツやベルギー、そして米国などで泊まった印象深いホテルやアパルトマンのインテリアをイメージして選びました。
家にいながら欧米のホテルライクな空間にしたかったんです。
ちなみに、リビングドアのステンドグラスは、フランスから買って帰ってきたものを建具屋さんがドアにはめて作ってくれたものです。」
そして、リビングに入ると大きなブックシェルフが目を引きますね。
「雑貨やインテリア関係の洋書ですが、たくさん本を持っていたので、リビングに大きな本棚が欲しかったんです。
それをコーディネーターさんに伝えたら、全ての本が入るサイズで提案してくれました。
下の段は、全て収納になっているので、生活感のあるものは全てここに収納出来るので助かっています。」
ブックシェルフの下段開き戸と回り縁の高さを揃え、更にTV中央に立つとシンメトリーな構成に気がつきます
イエロー系をテーマにしたLDK。落ち着きがありつつも華やかな雰囲気。
食器棚、ドア、タイルの模様がオレンジでアクセントになっています。
主寝室のテーマはフランス映画「アメリ」。
アールの付いたウォークインクローゼット入口と特徴的な壁紙・照明
奥様のアトリエのテーマカラーはターコイズブルーで統一。
落ち着きと集中出来る空間です。
資料室にはたくさんの本がいっぱい。
床から天井まで伸びた造りつけの本棚が特徴的です。
「一番最初に提案してくれた間取りが気に入ったので、ほとんど変更は無かったですね。
今リビングになっているこの空間は、以前はリビングではなかったのですが、リビングからしか水廻りにいけなくなる間取りだったので廊下を挟んだりして間取りを変えて使いやすくして貰いました。」
水廻りにもたくさんのこだわりが感じられましたが。
「使いやすくするために、以前は中央にあった洗濯機の配置を変えてもらったりしました。
あと、壁紙!お気に入りの壁紙を、どこに使おうか悩んでいたのですが、コーディネーターさんの提案でここに貼ることにしました。ドアを開けていると見えないんですが、閉めると現れるというふうにしていただきました。結果、大正解でとても気に入っています。」
リビング(右)と水回り(左)を隔てる廊下
以前は中央に洗濯機がある配置を大胆に変更。タイルを貼った世界に一つだけのオリジナル洗面台も特徴的です。
扉を閉めると現れるお気に入りの壁紙
洗面台のシンクはなんと科学実験で使うものをチョイス
随所に金を散りばめてアクセントに
造作で高さを調節しました
シンク横にタイルスペースを設けて使いやすさをアップ
廊下やリビング内の壁の下部分に付けられた木製の腰壁も、奥様のご希望でしたか。
「はい、やはり欧米のホテルのような感じで腰壁をつけて欲しという希望を伝えたら、コーディネーターさんが提案してくれたんです。ネコと一緒に住んでいると、どうしても壁紙で爪を研いでしまってボロボロになるのを避けたいというこもありました。
あとは、建具(ドア)廻りのケーシングや天井と壁の間の回り縁(まわりぶち)なども希望でした。
最初に相談していたハウスメーカーさんでは、いくら写真を見せても理解してくれなかったのですが、コーディネーターさんはパッと理解してくれて助かりました。
そのほかにも、私たちのこだわりを汲んで色んな提案をしていただいたので、ありがたかったです。」
こだわりのドア廻りのケーシング(左上)と腰壁(左下)。
腰壁より上の壁紙部分にはモールディングをする予定がなかったので、急遽電気スイッチが入らない(アンバランス)という事態が。
でも、当社コーディネーターが個性的なスイッチを探し、これを設置することで無事解決。
キッチンは、床や壁と違和感なく調和した落ち着いたオレンジと白を基調にしたデザイン。タイルがぴったり収まったカウンターの厚みは、当社コーディネーターのこだわり。「角タイル」のあるタイルを使用したのも特徴で「これがないと切りっぱなしとなるため、危なく見た目も悪くなります。(コーディネーター)」とのこと。薄さとカラーにこだわって選んだレンジフードや、その脇のタイルもぴったりと収まるように計算し、作業手順を何度も確認ました。
ご両親世帯との境界に設けられたガラスは、見る位置によって色が変わるレインボーカラー。廊下の照明は、敢えて上下を逆に設置することで間接照明にして、雰囲気のある動線になりました。
「好きな色やインテリアに囲まれて、最高です。
壁紙は、7回塗り替えが出来る特殊なものを使っているのですが、工事が完成して終わりではなく、これからも好きなように変えていけるというのが楽しみですね。」
本日は、ありがとうございました。
from コーディネーター
奥様のインテリアに掛ける知識と熱量が凄くて、私も出来る限り想いに応えたいと必死でした。
塗装屋さんから「こんなにたくさんの色を使ったのははじめて」と言われましたが、それだけ想いの詰まったお部屋が完成して良かったです。